社会人の彼との不思議なお付き合い

社会人の彼との不思議なお付き合い

学生時代のころ、アルバイトを探していたところ、友人から家庭教師を紹介され、その事務所に面接に行くことになりました。

担当して下さったスタッフは、社会人になったばかりで、仕事に対してとても情熱をもっていました。

講師の学生も大切にしなければならないと、よく飲み会を開いてくれました。

スキーが好きな彼とも、話しがはずみ、連絡先を交換し合い、二人で会うようになりました。

まだ学生だった私にとって、社会人の彼とのデートや、車のお迎えが、お姫様気分で特別感を感じていました。

けれども、ドライブデートやいろんなお店に行きたかったのですが、互いの家が学生街にあったため、結局いつもと同じお店や、彼の家でのデートが多く、私は物足りなさを感じるようになりました。

それでも、仕事をしている彼を気遣って、アロマキャンドルを買ったりしてあげ、彼の部屋で過ごしてあげました。

彼の部屋に行く時には、いつも覚悟を持って行くのに、結局なにもないまま送ってもらうだけが続きました。

「付き合おう」という言葉ももらっていたわけではなく、会っても何もないまま、彼の部屋で過ごすことが多くなっていったので、何だか訳が分からなくなった私は、就職活動をきっかけに自然と彼の元から離れて行きました。

学校へ行くと、友人から「彼が探していたよ、連絡もつかないしって。」と言っていましたが、自分が本当に愛されているのか謎だったし、就職して実家へ戻ることが決まっていたので、そのまま連絡もとりませんでした。

今でもあの頃のことを思い出すと、不思議な気持ちになります。一緒に眺めたアロマキャンドルの灯火だけは、忘れられません。